2023年04月01日

レジン用のモールドを自作しよう!型取り材で作るうさぎと箸置きのモールド

レジンのアクセサリーや小物作りに欠かせない存在のモールド。市販品は星の数ほどあれど、「こんなモールドがあったらいいのにな…」と思ったことはありませんか?その願いが叶います!パジコの型取り材という商品とその使い方をご紹介いたします。

今回はパジコの型取り材を使用し、うさぎと箸置きの2種類のモールドの作ります。基本の使い方さえ覚えれば、応用次第でさまざまなモールドを作ることができます。モールドまで自作できるようになれば、作品の幅はぐーんと広がります。

パジコの型取り材の基本の使い方、失敗を防いでうまく作るコツ、そして自作したモールドを実際に使用して作ったレジン作品のご紹介をいたします。

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1年半の間、公認クリエイターとして活動させて頂き大変お世話になりました😊
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皆さんの益々のご活躍をお祈り申し上げます✨
ありがとうございました(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”

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目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

クリアシリコーン型取り材

クリアファイルまたはシリコーン用型取りボックス

はかり(精密に計算できるもの)

紙コップ

ビニール手袋

デザインナイフ

両面テープ

原型

2.作り方

型取り用のボックスを用意します。前回はシリコーン用型取りボックスという専用の商品を使用しましたが、ここではクリアホルダーを使って自作します。クリアホルダーを必要なサイズにカットし、端を折って箱状に組み立てます。

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シリコーン用型取りボックスがあればこの作業は省略できます。詳しくはこちらのマガジン記事でお読みいただけます。 https://web.croccha.com/magazines/padico_mold_making_kit

モールドの原型を用意します。今回作るのは、うさぎと箸置きの2種類。うさぎの原型には、以前作ったレジンパーツを使用します。クリアホルダーで作ったボックスの底に両面テープで貼り付けて固定します。

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箸置きの原型には、樹脂粘土で作ってレジンでコーティングしたものを使用します。こちらも同様にクリアホルダーで作ったボックスの底に両面テープで貼り付けて固定します。

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パジコのクリアシリコーン型取り材は、ビニール手袋を着用して取り扱います。紙コップまたはプラスチックカップの主剤A材と硬化剤B材を1:1の割合で入れます。

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完成サイズによって分量が変わります。ここではA材とB材それぞれ48g使用します。

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合わせて96gです。

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付属のヘラでよく練り混ぜます。

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原型が完全に覆いかぶさるまで入れます。隙間があるとうまく型が取れないので、隅までしっかり入れましょう。

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箸置きを入れたボックスにも同様に型取り材を流し入れます。

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埃が入らないよう蓋をして、約24時間自然硬化させます。硬化時間は湿度や温度によって変わります。冬場の場合は室温が低いため、2日ほどかかることもあります。様子を見ながら硬化するのを待ちましょう。

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触ってみて完全に硬化していれば、型取りボックスから外します。

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箸置きも同様に外します。

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型取り材に埋もれている原型を取り出します。モールドを回転させながら型に沿ってデザインナイフを入れ、原型を取り出します。

マガジン画像

うさぎのモールドの完成です。

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箸置きも同じ工程でナイフを入れ、原型を取り出します。

マガジン画像

箸置きのモールドも完成です。

マガジン画像

実際にこの自作モールドを使用した作品です。

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箸置きには食品衛生法適合の2液性レジン液を使用しています。

マガジン画像

3.まとめ

パジコの型取り材を使ったうさぎと箸置きのモールドの作り方をご紹介いたしました。原型を固定したボックスに流し入れて自然硬化させるだけで、思い通りのモールド作りが実現。これがあれば「こんなモールドがあったらな…」が叶います!

原型にはさまざまなものが使えます。今回のうさぎのモールドのように既存の作品も使用できますし、箸置きのように樹脂粘土で理想の原型を作製するのも良いでしょう。粘土等で作る場合は、表面をレジン液でコーティングします。

モールドをうまく作るためには、原型が完全にかぶさる量の型取り材を流し入れる必要があります。型取り材の量に対してボックスが大きすぎると足りなくなりますので、複数のモールドを同時に作る際は堆積の計算をしてから作業を始めましょう。

モールドから中身を取り出しにくい場合は無理をせず、離型剤を使用します。せっかく作ったモールドを傷めずに取り出すことができます。バリがある場合はハサミでカットしたりネイルファイルややすり等で削ってなめらかにすると綺麗に仕上がります。

箸置きなど食卓で使う小物を作る際は、食品や口に触れても支障のない食品衛生法適合の2液性レジン液を使用しましょう。封入材にはお花やその他のパーツなど自由に選べますので、お好みのデザインが楽しめます。

さまざまな原型を使用した自作モールドで作品の幅を広げ、レジン小物やアクセサリー作りをもっともっと楽しみましょう!

この記事で紹介したアイテム

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