シリコンオイルとミネラルオイルの違いについて
ハーバリウムのオイルには2種類あり、シリコンオイルとミネラルオイルがあります。
crocchaのオイルは、ハーバリウム専用のシリコンオイルです。
シリコンオイルとミネラルオイルの違いについて、実験もまじえてお伝えします。
目次
- 1.シリコンオイルとは
- 2.ミネラルオイルとは
- 3.混ぜては使えない!!
- 4.まとめ
1.シリコンオイルとは
一般に無色透明の液体で、耐熱性、耐寒性、耐水性に優れています。 寒冷地においてもオイルの白濁の心配がありません。 粧品、シャンプーやリンスなどの原料にも使われています。
ラテックスアレルギーの方は取り扱いに注意が必要です。 ※ラテックスアレルギーとは、天然ゴムの成分によってアレルギー反応を起こすことです。
2.ミネラルオイルとは
鉱物油をミネラルオイルともいい、石油を精製して得られる油のことです。 マッサージオイルやベビーオイルにも使われていまので、お肌への刺激が極めて少ないオイルです。 マイナス10度を下回ると濁り出すので寒冷地には不向きです。
ハーバリウムで使われる下記のオイルは同一のものです。
・ミネラルオイル ・パラフィンオイル ・流動パラフィン
他にもホワイトオイルや白色鉱油、水パラフィン、ミネラルオイルホワイト、 医療用パラフィン・・・非常に多くの呼称があります。
表記にばらつきがあるので、気を付けてくださいね!
3.混ぜては使えない!!
シリコンオイルとミネラルオイル、この2つのオイルは、混ざると白く濁ってしまい、もとには戻りません。 また、あたためても透明には戻らないのです。
実際に10mlずつを混ぜてみたところ・・・
たった10mlずつでも、はっきりと白濁してしまいました。
もしご自宅でそれぞれのオイルを用いて制作する場合は、ピンセットや道具を共用しないように注意したいところです。
4.まとめ
今回はシリコンオイルとミネラルオイルの違いについてお話ししました。
シリコンオイルとミネラルオイルどちらが良いという優劣をつけるものではありません。
・寒冷地ではシリコンオイル ・ラテックス(ゴム)アレルギーのある方はミネラルオイル
という感じでしょうか。 個人でハーバリウムを楽しむだけであれば、粘度にこだわらず好みや値段を優先して大丈夫です!
ただし、同じシリコンオイルとして販売されているものを使っても メーカーによって比重や引火点が違う可能性があります。
安全性を優先しながらハーバリウムづくりを楽しむには、専用オイルの単品使いがおすすめです。
なお、市販のベビーオイルには血行を促進する成分が入っていたり、 その他、香料などの添加物や薬品が入っている場合があります。
ベビーオイルでもハーバリウムを作ることはできますが、専用のハーバリウムオイルのほうが透明度が高く、 きれいに仕上がりますので、ぜひ専用のハーバリウムオイルを使ってくださいね。
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