2023年09月16日

深みのある自然なレジングラデーションを作るコツ満載!キラキラ宇宙ヘアクリップの作り方

宇宙を表現したグラデーションのレジンのヘアクリップのレシピをご紹介いたします。3色のベースカラーレジン液でグラデーションを作り、さらにシールやラメでデコレーションしてキラキラ度もアップ。寒色系が美しい、大人可愛らしさのある夢のあるデザインのヘアアクセサリーです。

レジンのテクニックの中でも難しいとされるグラデーション。今回のレシピのポイントは、2層構成。境界線がうまくぼかされ、グラデーションの深みが増します。他にもきれいなグラデーションを表現するためのコツや気泡を最小限にする技など、知っていて損はない情報満載です。

使用した道具や材料のご紹介と詳しい作り方のご説明をいたします。

ジャンル: レジン
ユーザのサムネイル画像 𝐂𝕠𝕞𝕒𝕣𝕚𝕞𝕒𝕕𝕖 (*こまり*)
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目次

  1. 1.材料と作り方
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と作り方

レジン液 低粘度タイプ

レジン液 高粘度タイプ

着色剤 ベーシックカラー

コーティング液

LEDライト

調色パレット

ヘアクリップ金具

ヘアクリップモールド

ラインストーン

ホワイト系ラメ

シリコンブラシ

星座シール

テープ

爪楊枝

綿棒

手袋

2.作り方

カラーレジン液を作ります。シリコンパレットを3つ用意し、それぞれに透明のレジン液を3:2:1の比率で流し入れます。
 


着色剤を加え、青、紫、そして黒の3色のカラーレジン液を3:2:1の比率で作ります。必要な着色剤の量はメーカによって異なります。清原のいろどろっぷを使用する場合は、青色は青と少量のピンクを、紫色は青とピンクを、そして黒色は青とピンクと黒で作ります。
 


シリコンブラシでしっかりと混ぜます。気泡が大量に発生するので10分ほど放置して抜けるのを待ちます。
 


テープで拭ってモールドの埃をしっかりと取り除きます。
 


グラデーションに深みを出すためベースのレジン液は2回に分けてモールドに流し込んで硬化し、2層にします。1層めを作ります。モールドの真ん中に紫色のカラーレジン液を流し込みます。
 


紫色の隣に青色のカラーレジン液を流し込み、シリコンブラシで広げます。色の境界はブラシの先でポンポンと叩くようにぼかします。ブラシはこまめにティッシュペーパーなどで拭き取り、必要以上に色が混ざらないようにしましょう。
 


両端に黒色のカラーレジン液を足します。
 


全体がグラデーションになるようにぼかします。はみ出したレジンを綿棒で取り除き、120秒硬化します。
 


2層めを作ります。最初と同様に紫色のカラーレジンから流し、隣に青色を加えて境界をぼかしながら広げます。
 


収縮している1層めを修復します。レジンとモールドの隙間に爪楊枝を挿して隙間を作り、そこに2層めのレジン液を流し込みます。
 


うまく流し込むと、隙間から気泡が浮き上がります。出てきた気泡は1つずつ丁寧にシリコンブラシで取り除きましょう。
 


全体のバランスを見て色を足し、グラデーションを仕上げて120秒硬化します。
 


ひっくり返して裏面も120秒硬化します。
 


モールドからレジンを取り出し、クリップの金具を付けます。このモールドで作ったレジンパーツは裏表が決まっていないので、合わせてみて金具のカーブに沿う側を接着します。
 


接着する面に透明のレジン液を流します。今回はレジンが半透明なのでレジン液を使用しますが、不透明の場合は接着剤を使いましょう。
 


ふちのレジン液が弾くのは、足りていない証拠です。その場合はレジン液をシリコンパレットに出して少しずつ足します。
 


金具から気泡が出るのを防ぐため、金具の接着面全体に透明のレジン液を塗ります。
 


慎重に金具を乗せます。押さえつけないように気を付けます。ふちのレジン液をシリコンブラシで平らに均して120秒硬化します。ひっくり返して表からも120秒硬化します。
 


開閉できるか確認します。
 


内側からレジン液が少しはみ出してしまった場合はハサミやヤスリで飛び出した部分を削ります。怪我をしないように気をつけましょう。
 


表面をデコレーションします。ラメを付けたい箇所に透明のレジン液を塗ります。
 


シリコンブラシにラメを取り、レジン液の付いている箇所に広げて30秒硬化します。
 


デコレーションシールを貼ります。全体に薄くレジン液を塗ります。こうすることでシールを乗せた後でも動かして配置を変えられます。
 


シールは端を爪楊枝で滑らすようにすると取りやすいです。お好きな箇所に貼りましょう。
 


ラインストーンも乗せます。小さい場合はピンセットで掴みます。全体のバランスを整えて120秒硬化します。
 


はみ出しているシールをカットします。
 


コーティングをします。サイドと底のどちらを先にコーティングしても構いません。ご自分が苦手な方を先にした方が、後に修復できるので良いでしょう。今回はサイドを先にコーティングします。右側と下側の側面にコーティング剤を塗って120秒硬化します。
 


上側と左側にもコーティング剤を塗り、再度120秒硬化します。
 


シリコンブラシの表面に外向きにテープを貼り、クリップの表面が平らになるように置きます。
 


ぷっくり仕上げをします。いきなりぷっくりタイプのレジン液を乗せるとシールやストーンの隙間からたくさんの気泡が出てしまいますので、最初に低粘度タイプのレジン液を薄く塗って下準備をします。さらさらテクスチャーの通常のレジン液を少量乗せ、シリコンブラシで広げたら60秒硬化します。
 


弾いている箇所に少しずつレジン液を追加します。いろいろな角度から見て均等にぷっくり仕上がっていることを確認し、5分硬化します。
 


完成です。
 

3.まとめ

宇宙をイメージしたレジンのヘアクリップのレシピをご紹介いたしました。3色のカラーレジン液で深みのあるグラデーションを表現し、さらにラメやシールでキラキラの輝きをプラスしています。

きれいに作るポイントは、グラデーションの2層分け。2回に分けてカラーレジン液を流しいれて硬化してモールドいっぱいにしています。そうすることで色の境がより自然になり、グラデーションに深みが出ます。

色の境目をシリコンブラシをとんとんと動かすように均すのも、きれいなグラデーションを作るための大切なコツです。シリコンブラシの先からこまめにティッシュペーパーでレジン液を拭き取り、必要以上に色が混ざらないように注意しましょう。

2層めのレジン液を流す際は、レジンとモールドの間に爪楊枝を挿して隙間を作り、そこにレジン液を流します。こうすることで収縮した1層めと2層めとの段差や凹みを減らすことができます。ただし気泡が隙間から出てきますので、ひとつひとつ丁寧にすべて取り除きましょう。

デコレーションにはラメとシールを使用しました。シールを貼る前にレジン液を塗るのも欠かせないひと手間です。全体にレジン液を塗ることでシールが仮置き状態になり、あとで全体のバランスを見ながら微調整がしやすくなります。

最後のコーティングは表面とサイドのどちらを先にしても構いません。ご自身が苦手な方を先にすると、粗の目立つ箇所の修正が可能です。慣れてきて苦手な方が分かる方はそちらから先に行いましょう。

幻想的な宇宙空間を閉じ込めたようなヘアクリップ。お好みのカラーやシールでアレンジしてみてはいかがでしょうか。

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