2024年06月19日

作家のためのレジンシリーズからニューアイテム登場!ソフトレジンとは?特徴、使い方、ハードタイプとの違い、作品例等一挙公開!

今回は新商品「ソフトレジン」のご紹介です。なんと作家のためのレジンシリーズに、新たにソフトレジンが仲間入り!多くのみなさまにぜひぜひお試しいただきたい新感覚レジンです。

といっても「そもそもソフトレジンって何?」、「聞いたことはあるけどどうやって使うの?」などの疑問を持たれる方も多いことでしょう。そこで今回はソフトレジンの特徴や使い方などを詳しくご説明いたします。使用感やハードレジンとの違いの説明の他、他社のソフトレジンとの比較なども率直にレビューいたします。

そして実際にこのソフトレジンを使った作品のレシピもご紹介いたします。硬化後も柔らかい性質を最大限に活かした、ソフトレジンならではのアクセサリー作りの楽しみをお伝えします。凝らした工夫や上手く作るポイントも合わせてご説明いたします。

普段他のソフトレジンを使っていらっしゃる方にも、ソフトレジンの存在すら知らなかった方にも、また気になるけれどまだ試していらっしゃらない方にも分かりやすく解説いたします。本記事を読めばソフトレジンについて丸わかり!ソフトレジンの特徴から使い方まで一緒にマスターしましょう!

ジャンル: レジン
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レジンでいろいろ作る人🍓
小さな動物、空、宇宙などをオリジナルの作り方でご紹介します(*´-`)
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目次

  1. 1.ソフトレジンとは?その特徴は?
  2. 2.ハードタイプとどう違うの?
  3. 3.メリット・デメリットは?他社のソフトレジンとはどう違うの?
  4. 4.作品例とその作り方
  5. 4.まとめ

1.ソフトレジンとは?その特徴は?

ソフトレジンとは、硬化後でも曲げて反らせることができる柔らかい素材のレジン液を指します。


普段の動画でアクセサリー作りに使用しているのは、ハードタイプです。


ソフトレジンのメリットをご紹介いたします。ひとつめは、硬化後も柔らかいままの素材であるためいろんな金具にフィットさせられることです。例えばバレッタやポニーフックなど、カーブのあるパーツにもぴったりと沿わせることができます。パーツとモールドを好きな組み合わせで選べるのは、硬化後もしなやかなソフトレジンならではの嬉しいポイントです。


2つめは、硬化した作品が反りにくいことです。ハードレジンの場合、大きい作品を硬化すると反ってしまうことがあります。しかしソフトレジンは硬化しても作品が反りにくいため、デコレーションを施すスマホケースなどのような大きい作品にも向いています。


また、レジンを何層かに分けて硬化してもモールドとの隙間ができにくいことと、気泡ができにくいこともポイントです。


3つめの利点は、補修のしやすさです。ハードレジンの場合、硬化後にできたバリを削る必要があります。しかしソフトレジンは硬化後も作品そのものを普通のハサミでカットすることができるくらい柔らかいので、バリの処理も楽々です。


また、ヒートンを付ける際、穴を削らずに直接差し込むことができるのもソフトレジンを使うメリットと言えるでしょう。

2.ハードタイプとどう違うの?

まず、作家のためのレジンのソフトレジンの基本情報をお伝えします。ハードレジンと同様に、容量は100g、価格は2,200円です。そして気になる発売日時は、6月20日(木)20:00!

ソフトレジン

発売が楽しみなソフトレジン。では通常のハードレジンとはどのような違いがあるのでしょうか。実際にソフトレジンとハードレジンの両方を出して傾けてみましょう。比較してみると、重力で流れ落ちる速さはほぼ一緒。つまり粘度は同じくらいで、サラサラのテクスチャーということです。


それぞれを180秒硬化した後の状態を比べてみましょう。薄いのでハードレジンも多少反らせることができますが、しっかりと固まっています。


一方ソフトレジンでできた方は、ぐにゃぐにゃと曲げることができます。ハードレジンで作ったそれとはかなり違います。これがハードレジンとの決定的な違いであり、そしてソフトレジンの最大の特徴です。

3.メリット・デメリットは?他社のソフトレジンとはどう違うの?

続いて使用感について、他社のソフトレジンと比較してみましょう。作家のためのレジンソフトタイプには、メリットとデメリットがあります。

ひとつめのプラスポイントは、柔らかさが続くことです。ソフトタイプと言っても、ブランドや商品によって柔らかさや持続性に違いがあります。作家のためのレジンのソフトタイプは硬化直後はもちろん、時間が経過しても柔らかい!なので思い通りの作品を作ることができます。

2つめの利点は、硬化後にべたつかないことです。きちんと硬化すればベタつくことなく、サラサラに仕上がります。

そして3つめのメリットは、匂いが少ないことです。個人的には全く気にならないほどのレベルでした。


先に述べましたように低粘度の通常タイプの作家のためのレジンと同様にサラサラとしたテクスチャーなので、着色が容易なのも高ポイントと言えるでしょう。


逆にマイナス面もあります。ひとつめは、硬化までの照射時間が長いことです。ハードレジンの倍くらいかかります。でも別の作業などをしながら硬化を待てば問題解消です。

2つめは、曲げすぎるとシワが入ることです。必要以上に丸めると細かい切れ目がたくさんできてしまいます。でも大丈夫。コーティング加工をするとシワがなくなるので、作品の完成度には響きません。あまり気にしなくても良いかもしれません。


そして3つめのマイナス点は、未硬化の状態でハードレジンと混ぜると曇ってしまうことです。でもこれにも解決方法はあります!混ぜる時はしっかりと硬化できていることを確認しましょう。


デメリットも少々ありますが、総合すればメリットいっぱいのオススメアイテムです!個人的には、特にコスパの良さに惹かれました。この柔らかさ、そしてベタつきのなさで100g2,000円は非常に魅力的です。

「硬化時間が長い」というデメリットも、このコスパのよさで十分カバー。普段は他のソフトレジンを使っている方にも、ぜひお試しいただきたい新商品です。また、ソフトレジンを使ったことがない方にも初めての1本としてオススメできます!

4.作品例とその作り方

それでは次にソフトレジンを使ったこちらの作品の作り方をご紹介します。


ヘアピンモールドの細長い型を使います。


モールドの端に少量のソフトレジンを入れ、気泡があれば取り除いて180秒硬化します。


硬化した小さなパーツを取り出します。


定規を当て、モールドの端から5cmの位置にパーツを立てます。


広い部分にソフトレジンを流し入れます。


気泡があれば取り除き、180秒硬化します。


ひっくり返してさらに裏面も180秒硬化します。


しっかりと硬化できたことを確認したら取り出します。


両端を持ち、ねじって形を作ります。あまり強くねじると千切れるので、気を付けましょう。


両端を8mmほど残して中央部分にコーティング液を塗ります。4面全てに塗りましょう。


コーティング液を塗っていない両端を持ち、ねじった状態で120秒硬化します。


20秒待ってから手を離すと、少しだけねじった形になります。


先ほどと同様に両端以外にコーティング液を塗り、ねじった状態で再度120秒硬化します。


ライトが消えた後も20秒ほど状態をキープしてから手を離します。すると最初よりもしっかりとねじった形になります。


置いた状態でさらに120秒ほど硬化します。


両端の余分な部分を切れ味の良いハサミで切り落とします。


ヒートンを付けます。ヒートンを付ける部分に少量のコーティング液を塗り、ぐるぐると差し込みます。ヒートンを付けたら硬化します。


ヒートンを平やっとこで挟み、持ち手を輪ゴムで固定します。


全体をしっかりコーティングします。

くるくると回しながらしっかりと硬化します。

完成です。柔らかさを活かした作品を作れるのもソフトレジンならでは。透明に仕上げるのはもちろん、着色したりお花を入れてもきれいに作れます。お好きなデザインでぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

4.まとめ

作家のためのレジンから「ソフトレジン」が新登場!今回はその特徴や使い方、ハードタイプとの違い、そして他社との比較をしてみました。さらにその性質を存分に活かした作品例とそのレシピもご紹介いたしました。

ソフトレジンは、その名の通り柔らかさが特徴です。いつも使用しているハードレジンは、硬化後に別の形に変形させることはできません。しかしこちらは硬化後でも簡単に曲げることができるため、バレッタやポニーフックなどカーブのある金具パーツにもぴったりと沿わせることができます。

ソフトレジンには、大きく作っても硬化後にそり返りにくい、層と層のギャップや気泡ができにくい、そして補修がしやすさいなどさまざまなメリットがあります。

上記のメリットに加え、作家のためのレジンのソフトレジンには他社のものよりも優れた特性も見られます。柔らかさが持続すること、硬化後にベタつかないこと、そして匂いが少ないことなど、たくさんのプラス要素を持つ新商品です。

一方、マイナス要素も。ハードレジンに比べて硬化時間が長いことや、極端に丸めるとシワが入ること、そして未硬化の状態でハードレジンと混ぜると曇ってしまうことなどが気になります。しかしそれでもメリットが十分にカバーしてくれます。

個人的には、とにかくコスパの良さに惹かれました。他のソフトレジンと比較しても、この柔らかさとベタつきのなさで100g2,000円は非常にお得です。普段は他のソフトレジンを使っている方にも、まだソフトレジンを試されたことのない方にも、ぜひオススメしたい商品です。

そんな作家のためのレジンのソフトタイプの発売日時は、6月20日(木)20:00!硬化しても柔らかいソフトレジンの性質を活かしたアクセサリー作り。きっと作品の幅も広がることでしょう。この機会にソフトレジンデビューはいかがでしょうか?

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