2023年04月06日

桜の花びらを閉じ込めたレジンキーホルダーの作り方/グラデージョンが可愛い桜のヘアゴム&ポニーフックの作り方

2023年3月26日~4月25日の間に発送される作家のためのレジン(桜とチューリップのパッケージデザイン)定期便には、桜のシリコンモールド、ヘアゴム&ポニーフック、そして桜のプリザーブドフラワーがオマケとして付いてきます。桜は鹿児島で咲いたばかりのソメイヨシノをプリザーブドに加工してお届け!季節問わず大人気のアイテムです。

そんな桜の花びらをレジンの世界に閉じ込め、春らしい雰囲気の漂うキーホルダーとピンクのグラデーションが可愛いヘアゴムとポニーフックを作りました。アルファベットシールやパールなどの封入物を組み合わせ、アレンジを加えたレシピです。

詳しい作り方と桜のプリザーブドフラワーの取り扱い方、そして綺麗に仕上げるポイントをお伝えいたします。

ジャンル: レジン
ユーザのサムネイル画像 𝐂𝕠𝕞𝕒𝕣𝕚𝕞𝕒𝕕𝕖 (*こまり*)
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目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

〈定期便おまけ〉

・サクラのシリコンモールド

・プリザーブドフラワー(サクラ)

・ヘアゴム&ポニーフック

・パール

レジン液

着色剤

シリコンブラシ

シリコンパレット

アルファベットシール

ビーズキャップ花型パーツ

ピンセット

LEDライト

ハサミ

マスク

ゴム手袋

2.作り方

モールドを使ったレジンパーツを作ります。黒背景で作業をすると気泡や傷が目立ち、隠すべき箇所がより明確になって仕上がりが綺麗になります。

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テープでシリコンモールドに付いているホコリをしっかり取り除きます。

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レジン液を2〜3mmの厚さになるよう流し入れ、モールドを傾けて全体に広げます。

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シリコンブラシで気泡を取り除きます。花びらの先端部分は気泡ができやすいのでつまようじで取り除きましょう。

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桜の花びらを封入します。シリコンブラシの先にレジン液を取り、桜の花びらをくっつけて移動させます。ピンセットや指でつまむと傷が付きやすいので、この方法で行います。

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レジンに浸されて柔らかくなった花びらをモールドの下部に寄せます。傷のある箇所を隠しながら優しく移動させます。時間をかけると傷が目立つので、なるべく手早く進めましょう。

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60秒硬化します。

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パールを封入します。シリコンパレットに少量のレジン液を入れて筆先で取り、パールを乗せたい箇所に薄く塗ります。

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パールを乗せます。桜の傷を隠しながら、いろいろなサイズのパールをバランスよくランダムに乗せましょう。

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30秒硬化します。

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レジン液を流します。金箔などのその他のパーツを封入する場合はパールの高さまで、このまま仕上げる場合はモールドいっぱいまで流しましょう。今回はアルファベットシールを貼るのでパールの高さまで流し入れます。

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パールの隙間にある気泡をシリコンブラシでしっかり取り除き、10分ほど放置します。放置することでエンボスヒーターでも取り除くことのできない気泡が自然と浮き上がります。モールドの角の気泡はつまようじで突いて取り除きましょう。

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60秒硬化します。

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アルファベットシールを貼ります。シールを貼りたい場所にレジン液を薄く塗ります。この工程を挟まないと配置後にシールを移動できないので、必ず行いましょう。

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すべてのアルファベットを置いてから微妙なずれを直します。

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30秒硬化します。

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モールドの残り部分にレジン液を流します。今回使用している桜のモールドはレジン液を盛りすぎると中心部分に流れてしまい、穴が塞がってしまいます。丁度モールドの高さになるように流し入れましょう。

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モールドを傾けて、レジン液を全体に広げます。

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気泡を取り除きます。アルファベットシールの隙間は気泡が溜まりやすいのでシールの上をブラシでなぞり、気泡を浮かして取り除きましょう。

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側面に気泡がある場合は爪楊枝をさし、隙間にレジン液を流してリカバリーします。綺麗に仕上げるためには気泡を取り除いた後、10分以上放置して気泡が自然と浮き上がるのを待つとよいでしょう。

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表面を180秒、裏面を120秒でそれぞれ硬化します。

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モールドから取り外し、ハサミでバリの処理をします。今回は凸凹を残したエンボス風の仕上げにしていますが、つるつるした仕上がりがお好みの場合はコーティング剤を塗って仕上げましょう。

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表面と裏面をぽってりと仕上げます。作家のためのレジンは収縮の少ないレジンですが、LEDレジンの性質上少し反っています。このような場合は、裏面から仕上げることで反りを戻すことができます。

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裏返したモールドの上に置き、裏面から仕上げます。ぽってりと盛る場合は花びらの間からレジン液が流れやすいため、それぞれの花びらの真ん中に丸く乗せます。

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ブラシで全体的に塗り広げます。

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180秒硬化します。

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表面を仕上げます。表面が傾斜している場合はモールドの下にシートなどを挟んで高さを出し、水平になるように固定して作業しましょう。

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裏面と同じようにレジン液を流し、ブラシで全体的に塗り広げます。

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花びらの先端部分はレジン液が弾きやすいので、固める直前に手早く塗ります。

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180秒硬化します。

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完成です。ヒートンを付けてキーホルダーにするなど、お好みで加工してみましょう。

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続いて、ミール皿付きのヘアゴムとポニーフックを作ります。ミール皿の土台にやすりなどを使って傷を付けます。この工程を挟むことで完成後にレジンが剝がれにくくなります。

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テープで細かい粉を取り除きます。

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濃いピンクと薄いピンクに着色したレジン液をそれぞれ用意します。

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薄いピンクを全体に塗ります。花びらの先端部分は塗りにくいので、傾けながらレジン液を広げます。フレームにレジン液が付いてしまった場合は、しっかり取り除きましょう。

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120秒硬化します。濃い色を使用する場合は長めに硬化しましょう。

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中央部分から花びらの先端に向かって濃いピンクを塗ります。ヒトデを描くイメージで塗ることがポイントです。

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30秒硬化します。

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先程の濃いピンクの上から更にもう一回り小さいヒトデを描くイメージで塗ります。

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30秒硬化します。

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中央にクリアレジン液を塗り、ビーズキャップ型のパーツを配置します。

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20秒硬化します。

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パーツの中央にクリアレジン液を塗り、パールを配置します。

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30秒硬化します。

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表面にクリアレジン液を流し、ぷっくりと仕上げます。端から垂れやすいので花びらの中心に流しましょう。

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ブラシで全体に塗り広げます。

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180秒硬化すれば完成です。

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3.まとめ

作家のためのレジンの定期便には、毎月オマケが付いて来ます。パッケージデザインが桜とチューリップの4月便に入っているアイテムを使用した、キーホルダー、ヘアゴム、そしてポニーフックの作り方をご紹介いたしました。アルファベットシールやパールを追加することで、オマケの素材をさらに可愛く活用できます。

今回ご紹介したキーホルダーは桜並木に落ちている花びらを拾い集めたイメージでデザインしているので、折れている花びらも問題なく使用できます。プリザーブドフラワーを買い足し、モールドの花びらの形に合わせて配置するのもお勧めの方法です。

作業時、黒背景を使用することで気泡や花びらの傷が見えやすくなります。隠すべき箇所がより明確になればパールなどを乗せる位置にも迷いがなくなり、仕上がりも綺麗になります。濃い色のクリップボードや下敷きなどの上での作業をお勧めします。

桜は繊細なので、封入時にも傷が付かないように気を付けます。レジン液に浸って柔らかくなった花びらをモールドの下に寄せる際も優しく移動させましょう。また、時間をかけ過ぎると傷が目立つので、手早く進めることも大切です。

今回パールはランダムに散らし、傷みもデザインの一部になるよう意識しました。金箔やパールなどのパーツを利用してサクラの傷みをカモフラージュすることがコツです。パーツを乗せる際にレジン液を塗りますが、花びらを傷付けないように注意しましょう。

ヘアゴム&ポニーフックは作業前に必ずミール皿の土台に端の方までしっかりと傷を付けましょう。これを施すと完成後にレジンが剥がれてしまうことを防げます。

桜の花をイメージしたレジン液の着色に決まりはありませんが、今回のようにくすみピンクを土台に着色すると可愛く仕上がると思います。濃いピンクに着色にする場合は光が届きにくく硬化が遅いので、ライトを当てる時間を長めにするよう心がけましょう。お好きなピンクを使ってこれだ!と思うお色味のペアを見つけるもの醍醐味ですね!

オマケを活用した春らしいレシピをご紹介いたしました。春に始めるハンドメイドにいかがでしょうか?

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