桜の花びらを閉じ込めたレジンキーホルダーの作り方/グラデージョンが可愛い桜のヘアゴム&ポニーフックの作り方
2023年3月26日~4月25日の間に発送される作家のためのレジン(桜とチューリップのパッケージデザイン)定期便には、桜のシリコンモールド、ヘアゴム&ポニーフック、そして桜のプリザーブドフラワーがオマケとして付いてきます。桜は鹿児島で咲いたばかりのソメイヨシノをプリザーブドに加工してお届け!季節問わず大人気のアイテムです。
そんな桜の花びらをレジンの世界に閉じ込め、春らしい雰囲気の漂うキーホルダーとピンクのグラデーションが可愛いヘアゴムとポニーフックを作りました。アルファベットシールやパールなどの封入物を組み合わせ、アレンジを加えたレシピです。
詳しい作り方と桜のプリザーブドフラワーの取り扱い方、そして綺麗に仕上げるポイントをお伝えいたします。
【crocchashopのComarimade監修アイテム】
・イニシャルスターターキット★400set完売
・ニュアンスカラー★1万本突破中!
・海のレジンキット★700set突破中!
・デザインボトル★1000本完売
フォロー大歓迎ですよろしくお願いします🥰
目次
- 1.材料と道具
- 2.作り方
- 3.まとめ
1.材料と道具
〈定期便おまけ〉
・サクラのシリコンモールド
・プリザーブドフラワー(サクラ)
・ヘアゴム&ポニーフック
・パール
レジン液
着色剤
シリコンブラシ
シリコンパレット
アルファベットシール
ビーズキャップ花型パーツ
ピンセット
LEDライト
ハサミ
マスク
ゴム手袋
2.作り方
モールドを使ったレジンパーツを作ります。黒背景で作業をすると気泡や傷が目立ち、隠すべき箇所がより明確になって仕上がりが綺麗になります。
テープでシリコンモールドに付いているホコリをしっかり取り除きます。
レジン液を2〜3mmの厚さになるよう流し入れ、モールドを傾けて全体に広げます。
シリコンブラシで気泡を取り除きます。花びらの先端部分は気泡ができやすいのでつまようじで取り除きましょう。
桜の花びらを封入します。シリコンブラシの先にレジン液を取り、桜の花びらをくっつけて移動させます。ピンセットや指でつまむと傷が付きやすいので、この方法で行います。
レジンに浸されて柔らかくなった花びらをモールドの下部に寄せます。傷のある箇所を隠しながら優しく移動させます。時間をかけると傷が目立つので、なるべく手早く進めましょう。
60秒硬化します。
パールを封入します。シリコンパレットに少量のレジン液を入れて筆先で取り、パールを乗せたい箇所に薄く塗ります。
パールを乗せます。桜の傷を隠しながら、いろいろなサイズのパールをバランスよくランダムに乗せましょう。
30秒硬化します。
レジン液を流します。金箔などのその他のパーツを封入する場合はパールの高さまで、このまま仕上げる場合はモールドいっぱいまで流しましょう。今回はアルファベットシールを貼るのでパールの高さまで流し入れます。
パールの隙間にある気泡をシリコンブラシでしっかり取り除き、10分ほど放置します。放置することでエンボスヒーターでも取り除くことのできない気泡が自然と浮き上がります。モールドの角の気泡はつまようじで突いて取り除きましょう。
60秒硬化します。
アルファベットシールを貼ります。シールを貼りたい場所にレジン液を薄く塗ります。この工程を挟まないと配置後にシールを移動できないので、必ず行いましょう。
すべてのアルファベットを置いてから微妙なずれを直します。
30秒硬化します。
モールドの残り部分にレジン液を流します。今回使用している桜のモールドはレジン液を盛りすぎると中心部分に流れてしまい、穴が塞がってしまいます。丁度モールドの高さになるように流し入れましょう。
モールドを傾けて、レジン液を全体に広げます。
気泡を取り除きます。アルファベットシールの隙間は気泡が溜まりやすいのでシールの上をブラシでなぞり、気泡を浮かして取り除きましょう。
側面に気泡がある場合は爪楊枝をさし、隙間にレジン液を流してリカバリーします。綺麗に仕上げるためには気泡を取り除いた後、10分以上放置して気泡が自然と浮き上がるのを待つとよいでしょう。
表面を180秒、裏面を120秒でそれぞれ硬化します。
モールドから取り外し、ハサミでバリの処理をします。今回は凸凹を残したエンボス風の仕上げにしていますが、つるつるした仕上がりがお好みの場合はコーティング剤を塗って仕上げましょう。
表面と裏面をぽってりと仕上げます。作家のためのレジンは収縮の少ないレジンですが、LEDレジンの性質上少し反っています。このような場合は、裏面から仕上げることで反りを戻すことができます。
裏返したモールドの上に置き、裏面から仕上げます。ぽってりと盛る場合は花びらの間からレジン液が流れやすいため、それぞれの花びらの真ん中に丸く乗せます。
ブラシで全体的に塗り広げます。
180秒硬化します。
表面を仕上げます。表面が傾斜している場合はモールドの下にシートなどを挟んで高さを出し、水平になるように固定して作業しましょう。
裏面と同じようにレジン液を流し、ブラシで全体的に塗り広げます。
花びらの先端部分はレジン液が弾きやすいので、固める直前に手早く塗ります。
180秒硬化します。
完成です。ヒートンを付けてキーホルダーにするなど、お好みで加工してみましょう。
続いて、ミール皿付きのヘアゴムとポニーフックを作ります。ミール皿の土台にやすりなどを使って傷を付けます。この工程を挟むことで完成後にレジンが剝がれにくくなります。
テープで細かい粉を取り除きます。
濃いピンクと薄いピンクに着色したレジン液をそれぞれ用意します。
薄いピンクを全体に塗ります。花びらの先端部分は塗りにくいので、傾けながらレジン液を広げます。フレームにレジン液が付いてしまった場合は、しっかり取り除きましょう。
120秒硬化します。濃い色を使用する場合は長めに硬化しましょう。
中央部分から花びらの先端に向かって濃いピンクを塗ります。ヒトデを描くイメージで塗ることがポイントです。
30秒硬化します。
先程の濃いピンクの上から更にもう一回り小さいヒトデを描くイメージで塗ります。
30秒硬化します。
中央にクリアレジン液を塗り、ビーズキャップ型のパーツを配置します。
20秒硬化します。
パーツの中央にクリアレジン液を塗り、パールを配置します。
30秒硬化します。
表面にクリアレジン液を流し、ぷっくりと仕上げます。端から垂れやすいので花びらの中心に流しましょう。
ブラシで全体に塗り広げます。
180秒硬化すれば完成です。
3.まとめ
作家のためのレジンの定期便には、毎月オマケが付いて来ます。パッケージデザインが桜とチューリップの4月便に入っているアイテムを使用した、キーホルダー、ヘアゴム、そしてポニーフックの作り方をご紹介いたしました。アルファベットシールやパールを追加することで、オマケの素材をさらに可愛く活用できます。
今回ご紹介したキーホルダーは桜並木に落ちている花びらを拾い集めたイメージでデザインしているので、折れている花びらも問題なく使用できます。プリザーブドフラワーを買い足し、モールドの花びらの形に合わせて配置するのもお勧めの方法です。
作業時、黒背景を使用することで気泡や花びらの傷が見えやすくなります。隠すべき箇所がより明確になればパールなどを乗せる位置にも迷いがなくなり、仕上がりも綺麗になります。濃い色のクリップボードや下敷きなどの上での作業をお勧めします。
桜は繊細なので、封入時にも傷が付かないように気を付けます。レジン液に浸って柔らかくなった花びらをモールドの下に寄せる際も優しく移動させましょう。また、時間をかけ過ぎると傷が目立つので、手早く進めることも大切です。
今回パールはランダムに散らし、傷みもデザインの一部になるよう意識しました。金箔やパールなどのパーツを利用してサクラの傷みをカモフラージュすることがコツです。パーツを乗せる際にレジン液を塗りますが、花びらを傷付けないように注意しましょう。
ヘアゴム&ポニーフックは作業前に必ずミール皿の土台に端の方までしっかりと傷を付けましょう。これを施すと完成後にレジンが剥がれてしまうことを防げます。
桜の花をイメージしたレジン液の着色に決まりはありませんが、今回のようにくすみピンクを土台に着色すると可愛く仕上がると思います。濃いピンクに着色にする場合は光が届きにくく硬化が遅いので、ライトを当てる時間を長めにするよう心がけましょう。お好きなピンクを使ってこれだ!と思うお色味のペアを見つけるもの醍醐味ですね!
オマケを活用した春らしいレシピをご紹介いたしました。春に始めるハンドメイドにいかがでしょうか?
この記事で紹介したアイテム
-
作家のためのレジン 100g
¥2,200 ¥1,980 税込 -
crocchaオリジナル UV-LEDライト mini 36W
¥1,200 ~ ¥2,200 税込 -
3D アルファベットシール イニシャル ステッカー レジン封入 (1枚入り)
¥440 ¥360 税込 -
アクセサリー工具【8点セット】ジップポーチ付きツールセット
¥2,000 ¥1,800 税込 -
いろどろっぷ 10色セット ニュアンスカラー レジン着色剤 清原
¥2,420 ¥2,400 税込 -
【3個入り】調色パレット 着色 カップ シリコンタイプ
¥400 ¥270 税込 -
シリコンブラシ レジンブラシ アートブラシ 1本
¥380 税込
レジンの関連する記事
-
春のお出かけに身に着けたい!キラキラ可愛い桜のレジンヘアクリップの作り方
2024年3月26日から4月25日の間にお届けする「作家のためのレジン」定期便のパッケージは、うさぎとひよこのキュートなデザインです。そして毎月のお楽しみであるオマケは、春にぴったりな桜のシリコンモールド、桜のミール皿付ヘアゴム、桜のフレーム、桜のスパンコールです。 4月といえば桜!今回は春のおでかけに身に着けて歩きたい、定期便オマケを活用した桜のヘアクリップの作り方をご紹介いたします。 薄ピンクと赤の着色レジンをランダムに混ぜ、ほんのりとマーブル状にして桜の花びらの繊細な色合いを表現。さらにスパンコールとゆらゆら揺れる雫パーツもプラスして、光の当たり方と動きで表情が変わる趣豊かなアクセサリーに仕上げました。 3つ並べてヘアクリップにするのはもちろん、ブローチやペンダントトップなどに加工するのも素敵です。詳しい作り方と必要な材料と道具、そして綺麗に仕上げるポイント等、ご説明いたします。
-
本物の桜をまるごと閉じ込めたレジンキーホルダーの作り方
春の象徴である桜。今年も開花が楽しみですね。今回は季節問わず人気のある桜のプリザードフラワーをまるごと閉じ込めたレジンキーホルダーを作ってみました。 国産で最高級の桜の花びらを立体型でしっかり残している特別品を使用しています。そんな桜の花びらをレジンの世界に閉じ込めた春らしい雰囲気の漂うキーホルダー。デザインシールやクラッシュシェル、金箔などの封入物を組み合わせてアレンジを加えたレシピです。 詳しい作り方はもちろん、傷のつきやすい桜のプリザーブドフラワーの取り扱い方や綺麗に仕上げるポイントも合わせてご説明いたします。
-
春にぴったり!ミモザツリーを閉じ込めたレジンパーツの作り方
2024年2月26日から3月25日の間にお届けする「作家のためのレジン」定期便のパッケージは、春らしさ全開のミモザと蝶々のデザインです。毎月のお楽しみであるオマケは、四角形とドロップシェイプのシリコンモールド、ミモザのドライフラワー、そしてグリーンのホログラムです。 そろそろ春の気配を感じる3月がやってきます。ひと足お先にミモザで季節を先取りしましょう!オマケのドライフラワーで作ったミモザツリーをレジンパーツに閉じ込めるレシピです。春にぴったりのアクセサリーパーツを作ってみましょう。 材料や作り方はもちろん、気泡が出やすいミモザをきれいに封入するテクニックも合わせてご説明いたします。
-
バレンタインにぴったり!レジンで作るチェック柄のチョコヘアアクセサリー
2024年1月26日から2月25日の間にお届けする「作家のためのレジン」定期便のパッケージは、この時期にぴったりなバレンタインチョコのデザインです。毎月のお楽しみであるオマケは、ハートのシリコンモールド、ハートのメタルパーツ、ピンクのホログラムです。 2月といえばバレンタインデー!どなたもが描くイメージは「チョコレートを贈るイベント」でしょう。2月14日のバレンタインデーに恋人や友人へ贈る物の主役がチョコレートとなるのは日本ならではの文化のようです。海外ではチョコレートに限らずカードや花束、お菓子などを恋人や家族に贈るのだそうですよ。 今回はそんなバレンタインデーにちなんだチェック柄のハートや星のチョコレートヘアアクセサリーを作ってみました。ビターチョコ、いちごチョコ、ホワイトチョコをイメージして着色したレジンはなんとも美味しそう。ゴールドのラインシールでチェック柄を作り、メタルパーツでデコレーションするとまるで本当にチョコ作りをしているかのようです。 複雑な工程もなく、オマケのモールドを使用するのでレジン初心者さんでも挑戦しやすいレシピです。本物のチョコレートのような色合いを作るための着色剤の配合やチェック柄をうまく作るポイントなどを含め、詳しい手順をご説明いたします。
-
雪のような淡いカラーで冬らしさ満点!動物チェーンキーホルダーの作り方
2023年12月26日から1月25日の間にお届けする「作家のためのレジン」定期便のパッケージは、冬らしさを感じさせるスノーマンと雪の結晶のデザインです。毎月のお楽しみであるオマケは、動物のシリコンモールド、さざれ石、そしてチェーンホルダーです。 日本では1月に入ると1年で最も寒い時期が到来すると言われており、雪が降る地域も多くあります。ストーブの燃える匂い、外へ出た時の白い息、そして寒くてなかなか布団から出られない朝。どれも冬を感じる瞬間ですよね。 今回は冬の風物詩を代表する雪をイメージし、淡いカラーが素敵な動物モチーフのキーホルダーを作ってみました。 儚げな色合いで着色した動物たちは、まさに雪のような柔らかい印象に。複雑な工程もなく、専用のモールドを使用するのでレジン初心者さんでも挑戦しやすいレシピです。 英字ネイルシールの付け方やツヤツヤに仕上げる方法などを詳しくご説明いたします。ふんわりカラーの動物たちに癒されることまちがいなし!動物モチーフのキーホルダーのレシピです。
-
レジン作品にコーティングは必要?不要?コーティング液は作品の質感を変える魔法!鉱石作家が徹底レビュー
「レジン」を始めようと思うとまず揃えるものはメインのレジン液。 そしてUV/LEDライトとシリコンモールドでしょう。 では、少し検索すればヒットする「レジンコーティング液」は? 「コーティング液って、必要なの?」レジンを始めたばかりの方は戸惑うかと思います。 そもそもレジンそのものが透明で艶があるため、 ”仕上げ”のコーティング液はどちらかといえば「副資材」のニュアンスが強いのですが、 【美しいレジン作品に仕上げる】ためには必須アイテムだと思います。 なぜならコーティングで作品の質感が劇的に変化するからです。 ただし使いどころを誤ると、思った仕上がりにならないという事態にも陥る側面もあります。 そこで本記事では、croccha公認クリエイターでもあるレジンクリエイター Uneが、 「作家のためのレジン コーティング液」について他社商品と比べて特徴を徹底レビュー。 私自身の使い分け方も踏まえ、美しい作品仕上げとコーティングについてまとめました。 使用感など動画を含めて読者さんと共有できることを目指しました。 コーティング剤を使用する意外なメリットや、そもそもコーティング剤は必要かどうかなども、検証していきたいと思います。