作家のためのレジン着色剤は他の着色料とどうちがうの?鉱石作家が徹底レビュー
作家のためのレジン 着色剤は「レジンに色を着ける」ためのものではなく「色の着いたレジン液」。この着色レジンの特徴は、作家のためのレジンと粘度を同じにしてあるため、合わせて使うと混ざりやすく、気泡が出現しにくい仕様です。
とは言っても、「いったいそれが何に影響するの?」、紹介文だけ読んでもいまいちピンとこないのではないでしょうか。
また、レジンの着色においての濃い色──「黒」や「紫」はライトの紫外線を通さないので、硬化に時間がかかる・未硬化になりやすいといった課題があります。
しかしその点においても、作家のためのレジン 着色剤は「レジン」そのものなのでそのままでもUV/LEDライトで硬化が可能となっています。
そこで、本記事ではcroccha公認クリエイターでもあるレジンクリエイター Uneが、『作家のためのレジン 着色剤』 はふつうの着色剤と比べ何がどう違うのか、12色の色見本と共に、着色レジンについて実際の使用感などをを丁寧に紹介します。
作家のためのレジン着色剤を使ったおすすめの美しい色レシピも記載しました。
ぜひ最後までお読みください!

レジンや天然石のアクセサリーがメインですが、今後はイラストやアパレルもやりたいです。
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目次
- 1.Uneのプロフィール
- 2.着色剤が「レジンで出来ている」ことのメリット
- 3.作家のためのレジンとの混ざりやすさについて
- 4.発色の良さについて
- 5.デメリットについて
- 6.UNEおすすめ色アレンジ
- まとめ

1.Uneのプロフィール
オーロラや透明なもの、夜空や鉱物といった幻想的なものが好きなクリエイター。
レジンアクセサリー制作をメインに活動しています。
オリジナルのシリコンモールドも作っています。
croccha公認クリエイター。

2.着色剤が「レジンで出来ている」ことのメリット
レジンを着色する際、「濃い白」や「濃い黒」はなかなか硬化が進まないことが多いのが難点です。
しっかり色を付けたいのに、硬化に手間取られているレジン作家さん、多いのではないでしょうか。
また、表面は硬化しても中心部まで紫外線が届かず、中が未硬化のままになる可能性があります。
表面が硬化していれば一見作品として完成はします。しかし、作品を販売する作家さんの場合、もし何かの拍子に表面が割れ中身の未硬化レジンが皮膚などに付着してしまった、といったトラブルの危険性が伴うため、中心部まで硬化は必須だと言えます。
ここで、「レジンでできた着色剤」が生きてくるわけです。
作家のためのレジン着色剤は、液そのものがレジン。なので何も混ぜなくてもLEDライトを当てれば単体で硬化します。そのため、未硬化の心配がありません。これがメリットのひとつめです。
ただし通常のレジン液よりも硬化時間は長くなります。
私の場合、濃い色を濃く使う際や、黒をそのまま硬化する際は、念の為長めに照射します。また、裏表必ずLEDライトを照射します。アクセサリーパーツの大きさならば、裏表でそれぞれ5分ずつくらいが目安です。
メリットのふたつめは、濃い発色も効率よく作れることです。
通常の着色剤は、混ぜれば混ぜるほどレジンの濃度が変わるという点で、白や黒の絵の具をレジンに混ぜる感覚に近いです。
透明感を出すくらいの濃さならば通常の着色剤でも大きな問題はありません。
しかし、はっきりと発色させたい場合、これまで私は着色剤ではなくアクリル絵の具やマニキュアを塗っていました。例えば背景を真っ黒・真っ白のパーツを作りたい時、マニキュアをレジンパーツの裏側に塗り、乾くまで1日待ち、マニキュア独特の臭いを飛ばすため3日ほど置き、その後再度レジンコーティングをするといった方法で配色していました。
アクリル絵の具やマニキュアはLEDライトの光を通さずなかなか硬化しないため、乾かすまでの時間がかなりかかり、さらにレジンコーティングを行う工程が増えてしまい大変でした。
この大変さも、レジンでできている点が解消してくれます。
作家のためのレジン着色剤は、色付きレジンのため単体で硬化するので、濃く使いたい場合はクリアレジンを控えめもしくは着色剤のみで濃い発色を実現できます。
これを応用し、文字や模様を書く事も可能です。
(シリコンマットの上でcrocchaの文字を書いて硬化しました。)

また、少しスペースがあれば、絵や模様を描いて硬化出来るので、乾かす手間なし。作業効率がぐっと上がります。

3.作家のためのレジンとの混ざりやすさについて
作家のための着色剤は、「作家のためのレジン」と併せて使いやすいことを前提に作られています。
サラサラ粘度の作家のためのレジンと、とろとろタイプの着色剤の液質を混ぜると、ムラになりにくく、扱いやすい印象でした。

ちなみに、他社の着色剤だとこんな感じでムラができてしまうことがあります。左の写真が混ぜた直後、右の写真が混ぜてから30分後の様子です。
液の粘度を近くし作られているため、このようなムラになりにくく、作業が捗ります。
作家のためのレジン自体、気泡が出来にくい、もしくは気泡が出来ても抜けやすい特徴がありますが、着色剤を入れてもその特性は生きているように思いました。
正直、かき混ぜるので多少の気泡は発生する事があります。ただ、気泡ができてしまっても、両者を使った着色レジン液は気泡抜けしやすいです。極力気泡なく液を作りたいならば、併用をおすすめします。
ここでワンポイント。
シリコンカップにレジン液と着色剤を入れ混ぜる時、調色スティックでシリコンカップの底を優しくなでるようにして混ぜると気泡が出にくくなります。

4.発色の良さについて
作家のためのレジン着色剤は白黒の2色と色彩を持った10色の、ベーシックな12色展開です。
率直な感想ですが、発色の良さは◎です。それも微量できちんと色が出るなという印象です。
12色全てを試してみて、色見本を作りました。
(実はcroccha shopの作家のためのレジン着色剤商品ページの商品画像はUNE作です)
3段階に濃さを調整したもの、それに加えて各色プラス白をまぜてマットにしたものの4パターンの掲載があります。(そのため白は3パターンのみ。)
本記事用に、濃度や透明感がわかりやすいようまとめてみました。
影があるので、どのくらいの透過度なのかがわかりやすいかなと思います。
同じ色でも着色剤の量で印象が全然違いますね。


さらに作家のためのレジン液と着色剤の粘度を同一にして、検証しました。
同一量で比較した際、各着色剤の濃さが違うなと思いました。
同量のレジンに、写真奥から着色剤を1滴、2滴、5滴で入れたものの比較です。
ピンクとクリームソーダ色を使用しました。

このように、同じ分量で作っても見た目の雰囲気、透明感が色によって変わることがわかりました。
ちなみにこちらのサンプルは
sl-r-00213 鉱石のシリコンモールドで作成しました。コロンと可愛い鉱石ができました。
ここからは私の個人的な使用感で、
12色を「透明感がわかりやすい色」と「発色が濃いもの」に分けてみました。


濃さに関しては、個人の作り方の癖
(最初にカップに出すクリアレジンの量や、着色剤を出す力加減で同じ1滴も量は微妙に変わり、濃度に影響するかと思います。)
によるところが大きいので、あくまで参考としてご覧ください。
5.デメリットについて
作家のためレジン着色剤もデメリットがあります。元も子もないのですが……すぐ硬化してしまう、という事です。
先ほどの動画のcream sodaを混ぜている時に、1箇所混ざりきらない所がありました。(動画中でも丸をつけているのでご覧ください。)
今回、撮影は午前中に行いました。窓際すぐ、ではないのですが、動画の明るさを保つためにカーテンは閉めずに作業していたら、あっという間に硬化し始めてしまいました。
そのため、保管の際は遮光タイプの入れ物にしないとすぐ硬化して使えなくなります。(多くの着色剤は半透明や白のボトルだったりしますが、作家のためレジン着色剤のボトルがしっかりめの厚みと黒色なのはそのためかと思います。)
また、作業中の注意点としては、発色が良いので少しずつ出さないと思っているより濃く仕上がる点です。
動画のpinkの1滴のカップなども混ぜている間は「ちゃんと色ついてるかな…?」と少し不安でしたが、硬化したものをモールドから出したら、ほんのり可愛い桃色となっておりました。

左端が1滴バージョンですが、しっかりと色がわかる仕上がりです。
6.UNEおすすめ色アレンジ
作家のためのレジン着色剤を使った、私のお気に入りはこの組み合わせです。
①cream soda × purple
濃いめの2色なので、気持ち薄めに作ります。
②ocean × pink
定番中の定番。濃いめに作れば夜空グラデーション、薄めにつくれば夢かわです。

今回の鉱物シリコンモールドが可愛いので、色んな色で作りました。
並べたら、なんだか色んな色の天然石のようになりました。
ちなみにこういう多角形の形の場合、ラメを入れたり、細かな気泡をわざと起こしてみると、キラキラして素敵です。
Uneでは各色に本当にわずかな黒を入れて、大人カラーにするのが好きです。


また、絵の具だとピンクと青を混ぜると紫ですが、
着色剤のpinkとblueを混ぜるとpurpleとは違う紫が出来上がったりもします!
落ち着いた青紫。夜空カラーになりました。



まとめ
作家のためのレジン着色剤の紹介マガジン、いかがでしたでしょうか?
初めて見た時はオーソドックスな色展開と思っていましたが、単色でも幅のある使い方が出来、絵の具とは違う混色の楽しみ方もあるのではと思います。
私が紹介した色の組み合わせ、別の誰かが同じように作っても、全くおなじにはならないかもしれません。そこがレジンの面白いところ。
個人個人のやり方や癖が、その人の魅力を感じる仕上がりに結びついていきます。
気泡も表面にあると穴があいてしまうので良くありませんが、気泡そのものも花から溢れていれば花の呼吸を感じますし、鉱物の中にあればキラキラします。
是非、着色剤や封入を自分なりに組み合わせて、肩の力を抜いてレジンを楽しみましょう。
可愛い色彩の組み合わせを見つけたら、是非 #croccha #作家のためのレジン をつけて投稿してみてください。
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