2023年05月18日

レースフラワーで作るシンプルアクセサリー3種類

2023年4月26日~5月25日の間に発送される「作家のためのレジン」定期便には、半球モールド、レースフラワーの押し花、そしてゴールドのガラスブリオンがオマケとして付いてきます。そこで今回はレースフラワーをグリッターやブリオンなどの封入物と一緒にレジンの中に閉じ込めた、シンプルなアクセサリーの作り方を3種類ご紹介いたします。

ひとつめは、半球の平らな面にカットしたレースフラワーを貼り付けるように封入するデザイン。2つめの方法で作るのは、お花を入れずに仕上げるグリッター入りの半球パーツ。そして3つめはお花をドーム状に沈めて固めるレシピです。

レースフラワーを用いたレジンクラフトに欠かせない下処理などを含め、詳しい作り方をご説明いたします。

ジャンル: レジン
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皆さんの益々のご活躍をお祈り申し上げます✨
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目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

〈定期便おまけ〉

・半球シリコンモールド

・レースフラワー

・ブリオン

レジン液

着色剤

コーティング剤

シリコンパレット

シリコンブラシ

シリコンマット

UVライト

グリッター

丸カン

パール調ビーズ

丸ピン

ピアス金具

ピンセット・やっとこ・ニッパー

エンボスヒーター

ネイルファイル

マスキングテープ

ハサミ

2.作り方

3種類の半球パーツの作り方をご紹介いたします。ひとつめは、半球の平らな面にカットしたレースフラワーを貼り付けるように封入するデザイン。2つめは、お花を入れずに仕上げるグリッター入りのパーツ。そして3つめはお花をドーム状に沈めて固めるレシピです。

マガジン画像

お花をフラットに封入するひとつめのレシピです。レースフラワーはそのままカットするとバラバラになってしまいますので、下処理をして防ぎます。レースフラワーをシリコンマットやクリアファイルの上に置き、お花の中心から外側に向けてレジン液を少しずつ乗せます。

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表を120秒、裏返して反対側を60秒硬化します。この工程を施せば、カットした際にバラバラになりません。

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レジン液をモールドの内側に薄く塗り、ブリオンを散らして60秒硬化します。ブリオンがずれる場合は散らして硬化する工程を数回繰り返しましょう。

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シリコンパレットにレジン液を入れ、エンボスヒーターで気泡を飛ばします。

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モールドの半分くらいまでレジン液を入れ、120秒硬化します。

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モールドから取り出し、フラットな面に下処理をしたレースフラワーを重ねて使いたい部分をカットします。

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モールドの高さ1/4くらいまでレジン液を入れます。

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気泡が入らないよう注意しながらパーツを戻します。

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パーツが浸るくらいまでレジン液を入れ、シリコンブラシで整えます。

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カットしたレースフラワーを乗せ、120秒硬化します。

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着色レジン液を作ります。シリコンマットにレジン液と着色剤を少量出し、シリコンブラシの先などでよく混ぜます。

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エンボスヒーターで気泡を飛ばします。

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お花に重ねるように三日月状に着色レジン液を塗ります。レジン液の色が薄ければ着色剤を足し、お好みの濃さになるよう調節しながら施します。最後に付けるピアス金具が表から見えないよう、お花の配置や着色する範囲を決めると良いでしょう。

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斜めに傾けて60秒硬化します。

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シリコンマットにレジン液を出し、ラメグリッターを混ぜます。

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パーツに塗ります。三日月状に塗った着色レジンからはみ出すように施します。

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60秒硬化します。

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レジン液をモールドすれすれまで入れてシリコンブラシで整えます。

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表を180秒、モールドをひっくり返して裏側も60秒硬化します。

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モールドから取り出し、ハサミでバリを処理すれば完成です。

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次は、お花を入れない2つめの半球パーツの作り方です。レジン液をモールドの内側に薄く塗り、ブリオンを散らして60秒硬化します。ブリオンがずれる場合は散らして硬化する工程を数回繰り返します。

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表面にレジン液を流し、シリコンブラシで整えます。

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大きめのグリッターをドット状に乗せ、60秒硬化します。

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レジン液をモールドすれすれよりやや少なめに入れます。

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ラメグリッターを入れて混ぜます。

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レジン液をモールドすれすれまで入れ、さらに混ぜます。

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表を180秒、モールドを裏返して底側も60秒硬化します。パーツを取り出してバリの処理をすれば完成です。

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続いては、下処理をせずにレースフラワーを封入する3つめのレシピです。レジン液をモールドの内側に薄く塗り、ブリオンを散らして60秒硬化します。ブリオンがずれる場合は散らして硬化する工程を数回繰り返します。モールドの2/3くらいの高さまでレジン液を入れます。

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処理をしていないレースフラワーを乗せ、中央からモールドの底に押し当てるように沈めます。

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シリコンブラシで気泡を取り除き、120秒硬化します。

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グリッターや着色レジン液などでお好みのアレンジを加え、表を180秒、裏返して底側を60秒硬化します。パーツを取り出し、ハサミでバリを処理すれば完成です。

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作ったパーツをピアスに仕立てます。マスキングテープの粘着面を外側にして丸めたものを2つ並べて貼り、パーツを裏返して固定します。

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丸カンの口を閉じて平らにします。

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少量のレジン液をパーツの下部分に塗ります。

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丸カンを乗せて60秒硬化します。

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ピアス金具を接着する部分にレジン液を塗ります。

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ピアスパーツを乗せて60秒硬化します。

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パーツの裏面全体をレジン液でコーティングします。金具の上からもしっかりと塗りましょう。

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裏を180秒、表からも60秒硬化します。

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コーティング剤を使うとより綺麗に仕上がります。

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パール調のビーズで装飾します。丸ピンにビーズを通して根本で直角に折り曲げ、ワイヤーを1cmほど残してニッパーでカットします。

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丸やっとこでワイヤーの先を丸め、輪っかにします(ピンの丸め方はこちら)。

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パーツと繋ぎます。

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完成です。

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3.まとめ

今回の作家のためのレジンの定期便についてくるオマケを活用した、ころんと可愛いレースフラワーのシンプルなアクセサリーの作り方をご紹介いたしました。

繊細なレースフラワーは崩れやすく、そのままカットするとバラバラになってしまいます。加工する前にレジン液で薄くコーティングをすれば扱いやすくなり、壊れるのを防ぐことができます。

今回は透明感のある着色でしたので、金具を付ける際にレジン液で固定しました。不透明なカラーで着色する場合は、接着剤で金具をつけた後にレジン液でコーティングすると強度が出てよいでしょう。

両耳のデザインを揃えてももちろん可愛くできますが、ここでは片側はお花入り、もう片方はグリッターのみと別々のデザインにして変化をつけ、おしゃれなピアスに仕上げています。お好みでどちらのタイプにしても素敵です。

レジンパーツの色味やグリッターの種類、パールやブリオンのサイズや位置を変えたりと、封入剤の組み合わせは無限大。お好きなデザインを見つけて自由に楽しみましょう。

アクセサリーはもちろん、インテリアとしても可愛いレースフラワーを閉じ込めたレジンパーツ。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

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