2022年05月27日

しずく型レジンチャーム、ガラスビーズ、樹脂パールのキラキラ夏向きピアスの作り方

気温が少しずつ上がるのを感じ、透明感ときらめきのある涼しげなアクセサリーに目が行くこの季節。夏本番を目の前に控えた今の季節にぴったりな透け感とキラキラと言えばレジンです!しずくの形に固めて作ったチャームにガラスビーズとパールを組み合わせ、揺れるピアスに仕上げました。見た目もかわいいです。

しずく型のチャームを作るプロセスには、モールドにレジン液を流し入れて硬化する作業が含まれます。モールドの底の隅々まで液体を行き渡らせるため、傾けるだけでスムーズに広がるサラサラタイプのUVレジン液を選びたいところ。

色を付ける場合は着色剤を加えて調色スティックでしっかり混ぜ込む必要がありますが、この時に生じるのがレジン作家さん共通の悩み、気泡問題。消す方法はいくつかありますが、気泡は出来ない、または極力少ないに越したことはありません。

そして仕上げにはコーティング。本体作りに使用したレジン液をコーティング材として使いたいので、この場合もぽってりとなりにくいさらっとしたテクスチャーのレジン液が理想です。

ここではモールドへの広げやすさ、気泡の出来にくさ、コーティングのしやすさ等を念頭に、新発売「作家のためのレジン」を使ったレシピをご紹介いたします。

ジャンル: レジン
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皆さんの益々のご活躍をお祈り申し上げます✨
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目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

・レジン液 (作家のためのレジン)

・UVライト

・着色剤

・工具(ニッパー、丸やっとこ、平やっとこ)

・エンボスヒータ

・メタルブリオン  

・ガラスビーズ ロンデルカットS  カラー:アイリス 5✖️3mm 8個

・ストーンキャッチャー

・樹脂パールバロック

・ピアスフック

・9ピン

・モールド

・調色パレット

・調色スティック

・グリッター

・マスキングテープ

・やすり

2.作り方

新発売の「作家のためのレジン」のパッケージを開け、ノズルの先端をカットします。

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調色モールドにレジン液を入れます。

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着色剤を加えます。

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このレジン液はとてもサラサラとしたテクスチャー(質感)が特徴です。気泡が入りにくく、抜けやすいので、うまく混ぜるとエンボスヒーターで温める必要がないかもしれません。いつもならこの時点で気泡だらけです。

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ホワイトは発色が良いので、スティックの先につけて入れます。

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着色剤を入れてしっかりめに混ぜても、気泡はほとんど目立ちません。

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極力綺麗に仕上げたいので、多少残っている気泡をエンボスヒーターで加熱して飛ばします。

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しずく型のモールドに少量のレジン液を入れます。

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モールドを傾けながら底に広げます。このような作業をする際も、サラサラのテクスチャーなので広がりやすいです。

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硬化します。硬化時間は、UV-LEDライト(6W~9W使用時)なら60〜120秒、UVライト(36W使用時)なら2〜4分が目安です。

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モールドの高さの1/3くらいまでレジン液を入れます。

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カラーブリオン(ホワイト)やメタルブリオンのシルバー&ゴールドを加えます。最初にいちばん大きい3mmのホワイトブリオンを入れ、その周りを小さいブリオンで飾ります。

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ブリオンは左右対称になるように配置します。

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硬化1分します。着色したレジン液をモールドの高さ2/3くらいまで入れます。

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ブリオンの上に被せる感じでグリッターを散らし、整えて1分硬化します。

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モールドすれすれまで着色レジン液を入れて整え、さらに1分硬化します。

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モールドを裏返して裏からもライトを当て、1分硬化します。

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モールドを使った作品には、低粘度でさらさらのテクスチャーのこのようなレジン液がピッタリです。

バリがある場合は、やすりなどで擦って整えます。

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半球状の側を下に、平面の側を上にしてマスキングテープに固定します。

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ヒートン、または9ピンを短くカットした代用品を用意します。

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しずく型のてっぺんに少量の着色レジン液を塗ります。

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ヒートンまたは短くカットした9ピンを接着し、1分硬化して固定します。

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両方にヒートンまたは9ピンを接着したら、着色レジン液で裏側をコーティングします。

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調色スティックでレジン液を広げ、1分硬化します。

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最後に透明のレジン液で全体をコーティングします。

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“作家のためのレジン”はサラサラのレジン液なのでコーティングとしてもまた塗りやすく、スルスル伸びて綺麗に仕上がります。

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硬化後はツルツルでカチカチの手触りです。べたつきもありません。しっかり硬化させることが大切ですので、角度を変えながら約4分硬化します。

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パーツを繋げます。

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9ピンにロンデルカットのガラスビーズを通し、ワイヤーを根本から直角に折り曲げます。

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ワイヤーを8mm程度残してカットし、丸やっとこで先端からくるっと巻きます。

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9ピンから切り落とした残りのワイヤーを再利用します。ワイヤーの端から約8mmの部分を平やっとこの先で掴み、直角に折り曲げます。丸やっとこに持ち替え、折り曲げた方向と逆に丸めて輪にします。

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ワイヤーに樹脂パールを通し、ガラスビーズと同様にメガネ留めにします。

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輪を開き、レジンのしずく、ガラスビーズ、樹脂パールを繋げます。

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イヤリング金具を付ければ完成です。

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着色材を変えるとかなり印象も変わります。

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3.まとめ

レジン液をモールドに流して固めたドロップ型のチャームにガラスビーズと樹脂パールを合わせて作る、シンプルなピアスをご紹介いたしました。レジンのしずくはうっすらと着色し、ブリオンも控えめに入れた、優しげな雰囲気が魅力のアクセサリーです。

モールドを使ったレジンアクセサリー作りには、粘度の低いサラッとしたレジン液が向いています。新発売の「作家のためのレジン」はまさにこの作品向き。モールドの底に薄く敷き詰めたい時も、持ち上げて傾けるだけでスルスルと広がります。

UVレジンを扱う際、どなたも必ずぶち当たる壁が気泡です。レジン液の中に出来てしまった小さな空気の泡は、仕上がりの美しさや完成度に響きます。特に着色剤をしっかりと混ぜ込みたい時には避けられない問題です。

太陽光で硬化が始まらないようアルミホイルなどを被せて半日からひと晩そのまま放置する、エンボスヒーターで温めて液の表面に浮き出させる等、レジンクラフターさんの間ではいくつかのトラブルシューティング方法が知られていますが、気泡は出来ない、または極力少ないに越したことはありません。

新発売の「作家のためのレジン」は、激しくかき混ぜても比較的気泡が出来にくいのが特徴です。販売を目的とした完璧を求める作家さんたちの要望に適うだけでなく、これもまた初心者さんにとってもうれしい性質。まだ始めたばかりでエンボスヒーターをお持ちでない場合でも、上手く混ぜれば気泡のない作品ができるかもしれません。

サラサラのテクスチャーのレジン液は、コーティングもしやすいのも特徴。仕上げに筆で塗る際も、滑らかに伸びて大変きれいに付けることができます。液の付け過ぎや塗りムラが防げますので、コーティング材としても頼れる存在です。

モールドに流しやすく、気泡が出来にくく、さらにコーティングも失敗なく塗ることができるので、まだ慣れていない初心者さんにはサラサラとしたタイプのレジン液がおすすめと言えるでしょう。

出来上がったレジンのパーツとビーズ類を繋ぐのに、長めの9ピンを使用しました。輪の部分は短くカットしてヒートン代わりに。残ったワイヤーはビーズ類をメガネ留めにするのに十分な長さがあります。消耗品こそ無駄なく賢く使いたいところです。

ここでは寒色系の着色剤を使って涼しげに仕上げた夏向きのピアスにしていますが、選ぶ着色剤や合わせるブリオンによって雰囲気はぐんと変わります。お好みや季節に合わせ、レジンの可愛いハンドメイドアクセサリー作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

モールドに流しやすく、気泡が出来にくく、さらにコーティングも失敗しにくいサラサラのレジン液「作家のためのレジン」なら、作家のみなさまにも自信を持ってお使いいただけ、また初心者さんにも安心です。

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