2022年06月28日

こんもりまあるく咲かせよう!立体的なレジンのあじさいブローチの作り方

お出かけも面倒になる梅雨の季節。増えるおうち時間を利用してレジンを楽しみたいなら、モチーフは断然あじさい!小さなお花が集まってこんもりとまあるく咲くような姿をレジンで表現した、美しいあじさいのブローチのレシピをご紹介いたします。

ジャンル: レジン
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レジンでいろいろ作る人🍓
小さな動物、空、宇宙などをオリジナルの作り方でご紹介します(*´-`)
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目次

  1. 1.材料・道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料・道具

レジン液 「作家のためのレジン」

調色パレット

調色スティック

マスキングテープ

着色材

ワイヤー

丸やっとこ・平やっとこ・ニッパー・ピンセット

エンボスヒーター

爪楊枝

UV・LEDライト

パール・ブリオン

手袋

定規

2.作り方

調色パレットまたは適当なモールドをレジンの着色に使います。マスキングテープでほこりを取り除きます。

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透明のレジン液を2か所に入れます。

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それぞれを青と白で着色します。青の代わりに紫やピンクなどのお好みの色を使っても良いですが、もうひとつは必ず白にします。しっかり混ぜましょう。

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エンボスヒーターで気泡を抜きます。ある程度気泡が抜けたら、一旦横に置いておきます。

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アーティスティックワイヤーの26番(直径0.4mm)を使います。なければ100円ショップで購入できるワイヤーでも構いませんが、小さなお花を作る際は細めのワイヤーを使用する方がきれいに仕上がります。

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形を整えるために使用する平やっとこは、そのままの状態でワイヤーを挟むと傷付けてしまうことがあります。事前にマスキングテープでやっとこの先を巻いておくと、ワイヤーのダメージ防止になります。

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ワイヤーを測って必要な長さにカットします。14mmの長さのワイヤーを合計20本用意します。

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20本と数が多いので、迷子にならないようマスキングテープに貼ってまとめておくとよいでしょう。

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すべてのワイヤーを半分に折ります。定規に当てて7mmの位置に合わせ、定規の端に沿わせるように曲げると簡単に均等な2つ折りになります。

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このような形に折り曲げます。残りも全部同様に2つ折りにします。

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20本のワイヤーすべてを半分に折りました。続いては、これらを花びらの形に整えます。

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ここからはより見やすいよう、大きめのワイヤーに持ち替えてご説明いたしましょう。平やっとこの先でワイヤーを掴み、折り目が90度近くなるように開きます。ワイヤーの真ん中からやや切り口に近い位置を平やっとこで挟み、手首を少し回して緩くカーブさせます。

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挟む位置をワイヤーの先に向かって少しずつずらしながら、ワイヤーにカーブをつけて丸く整えます。

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丸め過ぎた場合は端を調整します。

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折り目の反対側も同様にカーブさせ、ワイヤーの端を寄せて合わせれば花びらの形になります

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残りの19本のワイヤーも同じように花びら形に整えます。

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ここからのご説明は、実際のあじさい作りに使う14mm長さのアーティスティックワイヤーに戻します。細いワイヤーでできたとても小さな花びらです。

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あまりに小さくて指で掴みづらいと感じる場合は、平やっとこ2本で挟んで作業するとよいでしょう。

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20本のワイヤーすべてを花びらの形を整えました。

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マスキングテープを短くカットし、扱いやすくなるよう両端を粘着面側に折り曲げます。形の近い花びらを4枚選び、ワイヤーの切り口を中心に向けて十字に並べて貼り付けます。

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あじさいの形に貼り付けたところです。残りの花びらも同じようにマスキングテープに貼り付けます。

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続いては、ワイヤーの中にレジンを塗る作業です。液の漏れ出しを防ぐため、平やっとこでマスキングテープごとワイヤーを挟んで隙間ができないようしっかりと貼り付けます。

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青(または紫、ピンクなど)と白に着色したレジン液を塗ります。最初にすべての花びらに白のレジンを塗ります。

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レジンを塗ったら90秒硬化します。

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ひとつのお花を硬化している間に次のお花にレジンを塗り、繰り返します。

次は青いレジンを塗り重ねます。4枚一気に塗ると隣の花びらと合体してしまいますので、1枚ずつ塗って硬化します。全体に青のレジンを塗って一色仕上げにしてももちろん素敵ですが、中心に白を少し垂らすと趣が増します。好みのデザインに花びらを1枚塗ったら、90秒硬化します。

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花びら1枚ずつ、青いレジンを塗り重ねてそのつど硬化します。

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残りの4つのお花にも同じように青のレジンを塗り重ねます。青1色、白多め…と乗せる色の割合に変化をつけ、バリエーションを楽しむのも良いでしょう。

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青いレジンがしっかり硬化できたら、次は中心に透明のレジンを塗ります。花びら同士をくっつけるため、接している箇所にも塗ります。120秒硬化します。他の花も同じように透明のレジンを塗って硬化します。

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しっかり硬化できていることを確認したら、そっと剥がして裏返しにマスキングテープに貼り直します。裏側にも同じように花びら1枚ずつレジンを塗り、90秒硬化します。

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裏側のレジンがしっかり硬化できたらマスキングテープから剥がし、表側に戻して貼り直し真ん中にブリオンを付けます。少量の透明レジンを中心に付け、その上にブリオンを乗せて90秒硬化します。他のお花にも同様に繰り返します。ブリオンの代わりに小さなパールなどを合わせても良いでしょう。

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5つのお花ができました。

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直径20mmの半球モールドから、マスキングテープを使ってほこりを取り除きます。

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モールドいっぱいにせず、3分の1くらいの高さまで透明のレジン液を入れたら120秒硬化します。

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しっかり硬化できていることを確認したら、ドーム状になった側を上に向けてマスキングテープに貼り付けます。

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ここに花びらを接着します。最初の2つのお花は、花びらの先が真ん中あたりで触れるようにアレンジします。

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半球と花びらの接触部分にレジンを塗り、90秒硬化します。

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3つめと4つめのお花は、それぞれ最初の2つのお花の間をちょうど埋めるような向きにして乗せます。お花と半球、お花同士が接触している部分にレジンを塗り、90秒硬化します。

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最後に5つめのお花を真ん中に乗せ、90秒硬化します。

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お花が立体的に組み合わさって、こんもりとあじさいの雰囲気になりました。

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ブローチに仕上げます。半球の平面の底部分に透明のレジンを塗り、ブローチピンを付けて90秒硬化します。

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お好みで葉っぱを加えても良いでしょう(葉っぱの作り方はこちら)。その際はお花の丸みに沿った半球モールドに入れると安定し、作業がしやすくなります。透明のレジンを塗って葉っぱをバランスよく配置し、90秒硬化します。

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接続部分にレジンを追加して補強すれば完成です。

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半球のベースにお花を貼ることで、立体的な仕上がりになりました。半球は透明なので、目立ちません。ここではコンパクトに作りましたが、お花ひとつひとつを大きくして大ぶりのあじさいブローチにするのも良いかもしれません。

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3.まとめ

ちょうど今の季節にふさわしい、あじさいをモチーフにしたレジンのアクセサリーの作り方をご紹介いたしました。小さなお花が集まったように咲くあじさいの立体感を表現し、裏側にピンを接着してブローチに仕上げています。

小さなお花を作るには、細めのワイヤーが適しています。アクセサリー作りに使えるワイヤーは100円ショップなどでも気軽に買えますが、小ぶりで繊細なあじさいが欲しい場合はアーティスティックワイヤーなど品質の高い直径の小さいものを選ぶと良いでしょう。

ワイヤーを折ったりカーブさせたりしながら花びらの形に整える際、平やっとこをそのまま使うとコーティングが剥げるなどダメージを与えてしまう恐れがあります。平やっとこの先にマスキングテープを巻き付けてガードすると傷の防止になり、より美しく仕上げられます。

レジン液は、あじさいカラーと白の2色に着色して使います。ブルー、パープル、ピンクなど、お好みの色を選ばれると良いでしょう。もう1色は白にして最初の層として塗ります。白のレジンを塗って硬化させたところにカラーの液を重ねます。お花の中心に白を垂らしてデザイン性を持たせるのも素敵です。

個別に作ったお花をこんもりと丸いあじさいの形に整えるには、半球モールドで作ったドーム状のピースを土台にしてそこにアレンジをします。あまり高さが出ないよう、レジン液はモールドいっぱいに入れずに3分の1ほどにとどめます。ドーム型のベースを透明のレジン液で作るので、透けて見えても意外と目立たず、とても自然で美しいあじさいに仕上がります。

ここでは細めのワイヤーで小さなあじさいを作りましたが、もう少し大ぶりにしても豪華で素敵なブローチになります。色とりどりにしてもいいですね。ブローチだけでなく、ヘアクリップなどにも仕上げられます。

レジンのあじさい作り、梅雨の季節のおうち時間に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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