2024年06月26日

まるで本物の海のよう!リアルな水面模様がキラキラ輝く海塗りくじらの作り方

2024年6月26日から7月25日の間にお届けする「作家のためのレジン」定期便のパッケージは、うみとシェルのデザインです。毎月のお楽しみであるオマケは、くじらのミニシリコンモールド、ブルースターホロ、そしてシルバーヒートンです。

もうすぐ暑い夏がやってきますね。夏といえば綺麗な青い海を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな夏にぴったりのくじらのチャームの作り方をご紹介します。オマケのくじらモールドに星の砂を封入。そして、キラキラ輝く海の光をレジンで再現し、より一層夏の海を連想させる作品に仕上げました。

材料や作り方はもちろん、海の光やグラデーションなど、夏に欠かせない海塗のテクニックも合わせてご説明いたします。

ジャンル: レジン
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目次

  1. 1.  材料と道具
  2. 2.  作り方
  3. 3.  まとめ

1.  材料と道具

<定期便オマケ>

・くじらのミニシリコンモールド

・ブルースターホロ

・シルバーヒートン

作家のためのレジン

作家のためのレジン(着色剤)

・オーシャン

・ホワイト

作家のためのレジン(コーティング液25g)

調色スティック

調色カップ

ヒートン

ピンバイス

星の砂

ガラスビーズ(オーロラ)

ポット

2.  作り方

くじらモールドの頭から胴体の部分にかけて、透明のレジン液を底から7割ほどの高さまで流し入れます。

表と裏をそれぞれ30秒ずつ硬化します。

海中の光を表現する模様を作ります。硬化したレジンの上に作家のためのレジン着色剤のホワイトを直接乗せ、調色スティックの先で薄く伸ばします。作家のためのレジン着色剤はレジン液から作られているため、原液のまま使用できます。

調色カップ等に透明のレジン液を入れ、調色スティックの先に少量取って数か所に1滴ずつ垂らします。

表と裏をそれぞれ30秒ずつ硬化します。

尻尾の付け根に透明のレジン液を少量流し入れ、調色スティックで端まで広げます。

オーロラのガラスビーズを付け根辺りに乗せます。調色スティックでバランスよく馴染ませ、表と裏をそれぞれ30秒ずつ硬化します。

次に海色のグラデーションを作ります。モールドを頭側に傾け、透明のレジン液を少し流し入れます。レジン液がガラスビーズの尻尾側に流れないように注意しましょう。

透明レジンに着色剤のオーシャンをごく少量入れ、調色スティックでなじませます。着色剤は一度に沢山入れず、色味を見ながら少しずつ調整しましょう。

綺麗なグラデーションにするため、2回に分けて行います。いったん表と裏をそれぞれ30秒ずつ硬化します。

再度透明のレジン液を流し入れ、着色剤を入れてなじませます。口の先端が濃くなるように配色し、表と裏をそれぞれ30秒ずつ硬化します。

次に星の砂を使って砂浜の部分を作ります。一気に行うとモールドから溢れてしまいますので、尻尾、お腹、頭の順に3回に分けて封入します。それぞれの部位に透明のレジン液と星の砂を入れ、その都度調色スティックの先で均します。全体に封入したら表と裏をそれぞれ30秒硬化します。

透明のレジン液を少しずつ流し入れ、凹凸をなくします。中が未硬化の可能性もあるため、表と裏をそれぞれ1分30秒ずつ硬化します。

硬化したパーツを取り出し、ピンバイスでてっぺんに穴を開けます。

穴にヒートンを差し込みます。差し込みの際にレジンの粉が出た場合は、マスキングテープなどで取り除きましょう。

ヒートンを固定するため、根本に透明のレジン液をつけて硬化します。

バリがある場合は、デザインナイフ等で削って取り除きましょう。

仕上げのコーティングをします。ポットにコーティング剤を入れ、ヒートン部分をやっとこやクリップで掴んでくじらパーツを浸します。

引きあげたら余分な液をしっかりと落とし、表と裏をそれぞれ1分30秒ずつ硬化します。

完成です。

 

3.  まとめ

今月の「作家のためのレジン」定期便のオマケは、くじらのミニシリコンモールド、ブルースターホロ、そしてシルバーヒートンです。いよいよ夏本番!そこで今回は、夏の風物詩である綺麗な青い海をイメージしたくじらのチャームの作り方をご紹介しました。

今回のように数種類の工程が必要な場合は、何層かに分けて作業を行います。まず1層めに、水面模様を作ります。ホワイトの着色剤を薄く塗り広げたら、透明のレジン液をスティックに少量付けて1滴ずつ垂らします。この時、垂らす粒は大きい粒から小さい粒へと変化させると綺麗な海の光を再現できます。

2層めにはガラスビーズを封入します。尻尾の付け根に透明のレジン液を少量流し入れ、ガラスビーズを乗せます。ガラスビーズはスティックで少し広げて自然な光の輝きを表現しましょう。

3層めは、夏の海のような澄んだ青さに着色。薄く敷いた透明のレジン液をオーシャンの着色剤で色味調整します。一度薄めに着色して硬化した後、再度頭部にレジン液と着色剤を流して混ぜます。一度に沢山入れず数回に分けて行い、濃淡の違う層を重ねることで綺麗なグラデーションに仕上がります。

そして、4層めに星の砂を使用して砂浜を作ります。尻尾、お腹、頭の順で部位ごとに透明のレジン液と星の砂を入れて硬化。一度にレジン液と星の砂を入れると溢れてしまうため、部位ごとに分けて行うのがうまく作るポイントです。また、表面の凹凸をなくすため、透明のレジン液を少しずつ流し入れて再度硬化しましょう。

最後に表面全体をコーティングしたら、キラキラと輝く夏の海のような海塗りチャームの完成です。

今回は封入材として手持ちのガラスビーズや星の砂も使用しました。お好きな封入材を組み合わせてお好みの作品を作っていただければと思います。

着色レジンのカラーや封入するパーツの種類次第で様々なバリエーションを楽しめるレシピです。定期便のオマケを活用して作る夏らしさ満開のレジンアクセサリーを、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?

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