2023年05月16日

耳元で上品に揺れ動く、繊細なレジンのすずらんのピアスの作り方

春の訪れの象徴として親しまれているすずらん。今回は耳元で上品に揺れ動く、繊細なすずらんのピアスの作り方をご紹介いたします。

ワイヤーをディップ液に浸して作るので、透明感のあるガラス細工のような繊細で品のあるアクセサリーに仕上がります。ワイヤークラフト初心者の方でも挑戦しやすいよう、レシピと一緒にポイントやコツも合わせて説明いたします。

ジャンル: レジン
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レジンでいろいろ作る人🍓
小さな動物、空、宇宙などをオリジナルの作り方でご紹介します(*´-`)
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目次

  1. 1.材料と道具
  2. 2.作り方
  3. 3.まとめ

1.材料と道具

レジン液

コーティング用レジン液

アメリカンフラワー用ディップ液

着色剤(シルバー)

着色剤(白)

着色剤(緑)

アートスティックワイヤー(シルバー)#26

UVライト

シリコンパレット

調色スティック

エンボスヒーター

やっとこ・ニッパー

ピアス又はイヤリングパーツ

丸カン

チェーン(3cm)

リングゲージ棒又は細いペン

マスキングテープ

爪楊枝

定規

2.作り方

サイズ#26(直径0.4mm)のシルバーのアーティスティックワイヤーを使用します。

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ワイヤーの花びらの形成には、木製のゲージスティックを使用します。細いペンなどでも代用できます。

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ワイヤーの形を整えるのにやっとこを使います。ワイヤーに傷が付くのを防ぐため、予めマスキングテープを貼りましょう。

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ワイヤーの花びらを作ります。ワイヤーの先を3cmほど残してゲージスティックの7mmのところに巻き付けます。

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ワイヤーを交差させて2回ねじります。

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ゲージスティックからワイヤーを外します。作った輪をゲージスティックの側面に添えて指で押さえ、もう1回同じところにワイヤーを巻き付けます。

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最初のねじり目にワイヤーを1回半巻き付けます。

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これを繰り返し、ワイヤーの輪、つまり花びらを6個作ります。

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余分なワイヤーを切り落とします。最初に残した3cmより少し短い程度で十分です。

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残したワイヤーの先同士を交差させて2、3回ねじります。ねじり過ぎには注意しましょう。

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等間隔になるように花びらの配置を整えます。

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やっとこの持ち手の先端を使ってワイヤーを丸めてお花の形にします。細めのペン等を使用しても構いません。

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指で押して全体的に丸みをもたせます。

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丸やっとこで花びらの先端を外側に反らせます。同様の手順でお花をあと2つ作ります。

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お花が3つできました。

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次に葉っぱを作ります。ワイヤーの先から4.5cmの位置で折ります。折り目から4.5cmの位置でカットし、均等に2つ折りにした9cmのワイヤーを1本用意します。

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次のワイヤーは先から7cmの位置で折り、4.5cm折り返したところでカットします。

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ワイヤーの歪みを平やっとこで挟んで真っ直ぐにします。

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用意した2本のワイヤーの折り目同士を引っ掛け、短い方のワイヤーの交差させたところを平やっとこでしっかり挟みます。

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長い方のワイヤーを交差させ、やっとこ側に押します。半分だけ巻き付けた状態です。

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短い方のワイヤーを反対側に折りたたんで巻き付けます。やっとこは使わず、指で押さえて行いましょう。

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短い方の2本は指で少し丸めて、長い方の2本はやっとこで真っ直ぐにします。短い方が葉っぱの外側、長い方が内側になります。

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ある程度葉っぱの形になるように指で調整します。

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ワイヤーが交差しているところの両側を平やっとこで挟み、3回ねじります。

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3回ねじりました。

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葉っぱの形を指ややっとこで整えます。少し反らせて丸みを付けましょう。

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アメリカンフラワー用のディップ液に葉っぱをゆっくりと浸して膜を張ります。余分な液はしっかりと落とし、発泡スチロールやスポンジに刺して30分程乾かします。

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お花も同様に浸して乾かします。

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レジン液を着色します。シリコンパレットに透明のレジン液を少量注ぎます。

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葉っぱには緑を、お花には白とシルバーのラメを混ぜたカラーレジンを塗って仕上げます。

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1つの透明レジン液には緑の着色剤を1滴、もう1つには白を1滴とシルバーを少量落し入れます。

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ムラが無くなるまでしっかりと調色スティックで混ぜ合わせます。

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エンボスヒーターで気泡を抜き、冷まします。

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お花の内側に白とシルバーに着色したレジン液を塗ります。爪楊枝などを使って少しずつ丁寧に塗りましょう。

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お花の内側全体にレジン液を塗ったら、60秒硬化します。お花を上に向けたままにしていると、底にレジン液が溜まってしまいます。レジン液が全体に行き渡るよう、お花をひっくり返した状態で硬化しましょう。

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二度塗りして60秒硬化します。残りの2つのお花も同様に施します。

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鈴蘭のお花が完成しました。

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次に葉っぱを仕上げます。緑に着色したレジン液を塗ります。一度に塗らず、列ごとに塗って硬化する作業を繰り返します。

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表を塗ったら裏も同様に仕上げます。

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透明のレジン液で両面をコーティングして硬化します。

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葉っぱが完成しました。

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ピアス又はイヤリングに加工します。ピアス又はイヤリングのパーツ、丸カン、3cm程のチェーンを用意します。

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葉っぱの根本のワイヤーの1番長いワイヤーは左、それ以外は右に折ります。

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右に折ったワイヤーを、ねじっている根本で切り取ります。

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長いワイヤーを横に倒し、丸やっとこでねじっている根本を挟んでワイヤーをやっとこに巻き付けて輪を作ります。

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輪を平やっとこで挟み、余ったワイヤーをねじっている根本に巻き付けます。

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余った短いワイヤーはニッパーで切り取り、端を平やっとこで馴染ませます。

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お花は短い方のワイヤーを折り、ねじっている根本で切ります。

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平やっとこで巻き付けて輪を作ります。

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ワイヤーの先からチェーンを通します。

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輪を平やっとこで挟み、余ったワイヤーをねじっている根本に巻き付けます。

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余った短いワイヤーはニッパーで切り取り、端を平やっとこで馴染ませます。

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残りのお花にも同様に輪を作り、1つ目のお花のチェーンのお好きな位置に通します。

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ワイヤーを巻き付けて処理します。

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丸カンに葉っぱを通し、ピアスパーツとお花を組み合わせます。

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完成です。

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3.まとめ

耳元で揺れ動く、透明感のあるガラス細工のような鈴蘭のピアスの作り方をご紹介致しました。モールドで作る鈴蘭も可愛らしくてよいですが、ワイヤークラフトは繊細で上品な仕上がりになるので年齢を問わず使いやすくお勧めです。

より繊細に仕上げるためにワイヤーは#26(0.4mm)のものを使用しています。ワイヤークラフト初心者の方は少し太い#24(0.5mm)を使用すると扱いやすいと思います。ご自身の挑戦しやすい太さのワイヤーを選ぶとよいでしょう。

アメリカンフラワー用ディップ液は、30分~1時間程度で自然乾燥します。かなり粘度のある液体なのでこぼれ落ちたりすることはありません。スポンジや発泡スチロールに刺し、風通しのよいところに放置して乾くのを待ちましょう。 お花に着色したレジン液を塗る際は外側ではなく内側に塗りましょう。外側から見たときにワイヤーが綺麗に見えるように仕上げることができます。葉っぱはまとめて塗らずに列ごとに塗って硬化する工程を繰り返しました。お花と同じくワイヤーが綺麗に見えるように仕上げるため、ワイヤーにはできるだけレジン液を塗らないように注意しましょう。

涼しげな雰囲気が漂う、繊細なワイヤークラフトで作る鈴蘭のアクセサリー。インテリアとしてはもちろん、大切な方への贈り物にいかがでしょうか?

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